【difott図面ケース『プレミアム・プレゼンテーション』プロジェクトストーリー(4)】

difottが何故、この図面ケースをつくろうと思ったのか?その理由をテキストにまとめてみました。

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■商品開発のキッカケ

『昔と比べ、図面の「価値」が、下がっている気がする』
それは、長期間、設計事務所を主宰している建築士が、会話の中で発した言葉でした。そして、その根拠として挙げられたのは、手描きの図面とコンピューターによる図面との違いでした。
彼が言うには、図面を手で描いていた時代の方が、クライアントにその図面の「価値」が伝わっていると感じることが多かったと言うのです。
コンピューター普及以前、建築・デザインの現場では、図面は全て手で描かれていました。手描きの線からは、そこに掛けられた膨大な時間や労力が想像しやすく、それを手掛りとして、図面の「価値」が、クライアントにも伝わりやすかったのではないか、というのです。
現在、図面のほぼ全ては、コンピューターを使用して作成されます。そして、完成した図面は、プリンターによって紙に印刷されます。出力された均一な線か ら、そこに費やされた、時間や労力を想像し、そして「価値」を感じることは、クライアントにとって難しい事なのかもしれない、というのは説得力のある話だ と思いました。
この対話を終えた後、長い間、この問題について考えました。
もし、過去の時代と比較し、図面の「価値」が下がっているという現状があるとすれば、それは、どうすれば改善できるのか?
現代の設計者・デザイナーの方々が、時間と労力をかけて制作した図面の「価値」を、どうすれば、より高めることができるのだろうか?
これが、この図面ケースを開発するキッカケでした。