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difott® 機能性図面ケース「プレミアム・プレゼンテーション®」
difott
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「思い」を伝える、 「価値」を高める、 図面ケース

コンセプト

difott®がデザインした機能性図面ケース「プレミアム・プレゼンテーション®」は、
単に、図面を収納するだけでなく、あなたの図面の「価値」を高めるために考えられた、
新しい発想のプロダクトです。

今までの図面ケースのほとんどは、
「収納した図面を保護すること」のみに注目して作られていました。
「プレミアム・プレゼンテーション®」は、上記はもちろんのこと、
プレゼンテーションの場面で、あなたが図面に込めた「思い」を、
クライアントに伝えるための機能を備えています。

この機能は、日本の伝統である風呂敷の、相手に「思い」を伝えるため、
贈り物を「大切に包む」「丁寧に取り出す」という使い方に
インスピレーションを得て考案されました。
あなたが図面に込めた特別な「思い」がクライアントに伝わることで、
図面の「価値」が高まり、さらにはプロジェクトの発展にもつながります。

設計者・デザイナーの方々に実際に使っていただき、喜んでもらうこと。
クライアントに「思い」が伝わり、喜んでもらうこと。
そして、プロダクトが広まり、社会の中における図面の「価値」が、さらに高まること。
それが、difott®がこのプロダクトに込めた願いです。

性能概要

  • 本体には2mm厚の芯材が入っているので、収納した図面が折れる事はありません。
  • A3用紙、A3クリアファイル、A3レール式クリアホルダーも収納可能な設計です。
  • 専用収納バッグ(別売)を使用する事で、より便利に持ち運ぶことができます。

story

商品開発のキッカケ

『昔と比べ、図面の「価値」が、下がっている気がする。』

それは、長期間、設計事務所を主宰している建築士が、会話の中で発した言葉でした。そして、その根拠として挙げられたのは、手描きの図面とコンピューターによる図面との違いでした。
彼が言うには、図面を手で描いていた時代の方が、クライアントにその図面の「価値」が伝わっていると感じることが多かったと言うのです。

コンピューター普及以前、建築・デザインの現場では、図面は全て手で描かれていました。手描きの線からは、そこに掛けられた膨大な時間や労力が想像しやすく、それを手掛りとして、図面の「価値」が、クライアントにも伝わりやすかったのではないか、というのです。

現在、図面のほぼ全ては、コンピューターを使用して作成されます。そして、完成した図面は、プリンターによって紙に印刷されます。出力された均一な線から、そこに費やされた、時間や労力を想像し、そして「価値」を感じることは、クライアントにとって難しいのかもしれない、というのは説得力のある話だと思いました。

この対話を終えた後、長い間、この問題について考えました。
もし、過去の時代と比較し、図面の「価値」が下がっているという現状があるとすれば、それは、どうすれば改善できるのか?現代の設計者・デザイナーの方々が、時間と労力をかけて制作した図面の「価値」を、どうすれば、より高めることができるのだろうか?
これが、この図面ケースを開発するキッカケでした。

日本の伝統にインスピレーションを得たデザイン

図面の「価値」を、高めるにはどうすればよいか?

様々な思考を重ね、たどり着いたのは、まず、自身が図面を今までよりも大切に扱う、ということでした。複製可能なコンピューターで描かれた図面は、制作した本人も気軽に扱いがちです。それを正し、制作者自身が図面を大切に扱うことで、その「価値」が伝わると思いました。さらに、図面に特別な「思い」を込めているということを、目に見える形で、クライアントに表現するべきだと思いました。図面に込めた「思い」がクライアントに伝わることでも、図面の「価値」が高まると考えたのです。

検討を重ねる中で、difott®が注目したのは、プレゼンテーションの際に欠かすことのできない道具である図面ケースでした。一般的に図面ケースは「収納した図面を保護すること」のみを目的として作られています。そこに、新しいアイデアを加えることで、図面を今まで以上に大切に扱い、そして図面に込めた「思い」をクライアントに伝えるプロセスを、プレゼンテーションの場面に導入できるのではないか、と考えたのです。

様々な可能性を検討する中で、日本の伝統である風呂敷とその使い方が思い浮かびました。
古来より、日本には、贈り物を大切に風呂敷に包んで運び、それを、受け取る相手の前で丁寧に取り出す、という伝統がありました。それは、まさに、物に込めた自身の「思い」を相手に伝えるための行為だと言えます。

この風呂敷の使い方の特徴である「大切に包む」「丁寧に取り出す」という行為に着目し、図面ケースのデザインを発展させていきました。

そして、何回もの試行錯誤を経て、図面ケース「プレミアム・プレゼンテーション®」は完成しました。

「思い」を伝える機能

大切に包む、丁寧に取り出す

この図面ケースは、内部図面収納と、外側カバーという、ふたつのパーツで、構成されています。

内部図面収納は、広げると1枚の大きな布です。その、四辺を折り曲げ、紐で固定することで、図面を「大切に包む」ことができる構造になっています。加えて、外側のカバーでも図面を大切に保護します。図面をニ重に包み、とても大切に扱うことで、あなたの図面が、「価値」のあるものであることをクライアントに伝えることができます。

プレゼンテーションの場面で、図面を取り出すプロセスも、この図面ケースに特有のものです。
クライアントの前で、まず、外側のカバーを外します。すると、丁寧に折りたたまれ、紐で固定された内部図面収納が現れます。そして、内部図面収納を固定している紐をとき、四辺の布を一枚ずつ丁寧に開いていきます。四辺の布が全て開かれた時、あなたの図面が、クライアントの目の前に現れます。
この、風呂敷の使い方からインスピレーションを受けた、「丁寧に取り出す」という行為によって、あなたの図面に込めた「思い」をクライアントに伝えることができるのです。

収納した図面を取り出して、ただ渡すのではなく、あなたの図面が大切に扱われている状態を伝えること。ケースから図面を丁寧に取り出すという行為を、プレゼンテーションの場面に持ち込むこと。この一連のプロセスによって、あなたの図面に込めた特別な「思い」が、クライアントに伝わり、図面の「価値」を高めるのです。

社会全体における図面の価値を高める

difott®には、このプロダクトに込めた3つの願いがあります。

  • 個々のプレゼンテーションの場面で、この図面ケースが活用され、設計者・デザイナーの方々に喜んでもらうこと。
  • 図面に込めた「思い」がクライアントにしっかりと伝わり、喜んでもらうこと。
  • プロダクトが広まり、社会の中における図面の「価値」が、さらに高まること。

この図面ケースで、皆が笑顔になり、
建築・デザインの世界に貢献が出来ればと考えています。

製品寸法・製品仕様

外形寸法:
470×330×10(mm)
収納図面枚数:
A3普通紙約~200枚程度
本体部分:
国産10号パラフィンキャンバス(綿100%)
内布部分:
国産11号キャンバス(綿100%)
テープ部分:
アクリル100%
金属部分:
真鍮無垢
芯材:
発泡ポリエチレン製板2mm
生産国:
日本

注意事項

  • ※パラフィンキャンバスはロウ引きをした綿100%の生地です。しわ感が特徴的な生地ですので予めご了承ください。また、白く蝋の線が見える事がありますが材料の特性です。予めご了承ください。
  • ※金属パーツは真鍮無垢製のため経年変化があります。
  • ※全て職人によるハンドメイド生産ですので、微妙な寸法の誤差につきましてはご了承ください。
  • ※製品の特性上、図面を束ねる機能を最重視しておりません。気になる方は、市販のクリアケースやクリップ等を使用した上で収納する事をお勧めします。
  • ※芯材は、発泡ポリエチレン製の板を使用しております。弾力性のある素材ですが、力を入れますと折れる場合がありますのでご注意ください。また、水平面にて保管いただく事をお勧めします。